概要
このページでは、毎日9:00に車検満了日のN日前になった車両を抽出して通知メールが送信されるようにする方法を紹介します。メールの送信先はCariotユーザー以外も選択可能です(車両管理担当者への送付を想定しています)
| 目次 |
| A. 初期設定(ドメイン検証設定登録) |
| B. 初期設定(車両ページに[車検満了通知先]項目を追加) |
| C. 初期設定(車両ページに[車検満了2ヶ月後]項目を追加) |
| D. 初期設定(数式の動作確認) |
| E. 初期設定(ワークフロー実行ユーザーの設定) |
| F. 初期設定(フローの作成) |
| G. 車両データの設定(車両ページに車検満了日と車検満了通知先を登録) |
| H. 補足説明 |
設定の全体像
以下の仕組みでメール通知機能を実現します。
管理画面で設定していきますので、Cariotシステム管理者が実施してください。
A. 初期設定(ドメイン検証設定登録)
Cariotの基盤となっているSalesforceのセキュリティ強化により、お客様が所有するドメイン(独自ドメイン)を使ってメール送信する場合、ドメインの検証が必要になりました。
つきましては、Cariot上でメール設定を行う前に、必ずドメイン検証設定登録を行ってください。
登録手順は下記リンクよりご確認くださいませ。
https://cariot.zendesk.com/hc/ja/articles/55732129271961
B. 初期設定(車両ページに[車検満了通知先]項目を追加)
手順B-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→上部メニュー[オブジェクトマネージャ]を選択→右上のクイック検索に[車両]と入力→[車両]を選択
手順B-2. 左メニュー[項目とリレーション]を選択→[新規]をクリック
手順B-3. [メール]を選択→[次へ]をクリック
手順B-4. 項目の表示ラベルに[車検満了通知先]と入力→項目名に[ InspectionNoticeMail ]と入力→[次へ]をクリック
手順B-5. [次へ]をクリック
手順B-6. [保存]をクリック
以上で、車両ページに[車検満了通知先]項目が追加されました。
C. 初期設定(車両ページに[車検満了2ヶ月後]項目を追加)
手順C-1. 上記手順B-2. 左メニュー[項目とリレーション]を選択→[新規]をクリックして、[車検満了2ヶ月後]、の項目を追加していきます。データ型は[数式]を選択して[次へ]をクリック
手順C-2.
項目の表示ラベル:車検満了日2ヶ月後
項目名:InspectionDueDate2M
数式の戻り値のデータ型:チェックボックス
を選択して[次へ]をクリック
手順C-3.
数式オプションに、次の数式を入力します。
Cariot__InspectionDate__c == ADDMONTHS(TODAY(),2)
[構文を確認]ボタンを押し「構文エラーがありません」が出るのを確認
空白項目の処理:空白項目を空白として処理
を選択して、「保存」
D. 初期設定(数式の動作確認)
車両の車検満了日が2ヶ月後になると、手順Cで作成した[車検満了日2ヶ月後]のチェックボックスがに☑が入る設定をおこないました。実際に車両のテストデータを作って手順B,手順Cで作成した項目の動作を確認していきます。
手順D-1. [車両]>[新規]で新規車両レコードを作成
車検満了日:本日の2ヶ月後の日付を入力して、[保存]
手順D-2.画面を更新
画面を更新すると[車検満了2ヶ月後]のチェックボックスの チェック☑がONになります。
車検満了日に:本日の2ヶ月後以外の日付を入力すると、[車検満了2ヶ月後]のチェックボックスはOFFになります。
以上で車両に追加した2項目の確認は完了です。
E. 初期設定(ワークフロー実行ユーザーの設定)
ワークフロー実行ユーザーとは、メールの送信元(FROM)となるユーザーです。
手順E-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→左メニュー検索ボックスに[プロセスの自動化設定]と入力→[プロセスの自動化設定]を選択→右画面[デフォルトのワークフローユーザ]は「Cariotシステム管理者」を選択→[保存]をクリック
F. 初期設定(フローの作成)
毎日9:00に車検満了日2ヶ月前の車両を抽出し、[車検満了通知先] に対してメールアラートを配信するフローを作成します。
作成するフローの全体像は以下です。
手順F-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→左メニュー検索ボックスに[フロー]と入力→[フロー]を選択→[新規フロー]をクリック
手順F-2. [スケジュール済み]をクリック
順F-3. [スケジュールトリガフロー]をクリック
順F-4. ワークフローの設定画面が出現します。[フローの開始]の スケジュールを設定で
開始日:本日の日付
開始時刻:例)9:00
頻度:毎日
を入力
手順F-5.[フローの開始]の下の+ボタンをクリック→要素を追加で[レコードを取得]を選択
手順F-6.[レコードを取得]の中身を設定します。設定値・条件として以下を登録
表示ラベル:車検満了日2ヶ月前の車両を取得
API参照名:getVehicles
オブジェクト:[車両 Cariot_Vehicle__c]を選択
車両レコード絞り込みの条件:すべての条件に一致(AND)車検満了日2ヶ月後 次の文字列と一致する TEUE
車両レコードを並び替え:並び替えなし(デフォルト)
保存するレコード数:すべてのレコード
レコードデータの保存方法:すべての項目を自動的に保存(デフォルト)
手順F-7. 上記の手順F-6で作成した[車検満了日2ヶ月前の車両を取得]の下の+ボタンをクリック→要素を追加で[ループ]を選択
手順F-8.[ループ]の中身を設定します。設定値・条件として以下を登録
表示ラベル:車検満了日2ヶ月前アラート送信
API参照名:loopVehicles
コレクション変数:[車検満了日2ヶ月前の車両を取得 車両]を選択
方向:最初の項目から最後の項目へ(デフォルト)
手順F-9.テキストテンプレートと変数を3つ設定します。次の用途に利用します。
| No | API名 | 種類 | 用途 |
| 1 | to | 変数 | メールの宛先(to) |
| 2 | mail_title | テキストテンプレート | 通知メールの件名 |
| 3 | mail_body | テキストテンプレート | 通知メールの本文 |
1.toを作成
フロー作成画面左上のアイコンからツールボックスを開く(左側でツールボックスが開閉します)
[新規リソース]を選択→[変数]を選択
API参照名:to
データ型:テキスト(複数の値は許可しない)
フロー外部での可用性:入力で使用可能にチェック
[完了]をクリック
2.mail_titleを作成
フロー作成画面左上のアイコンからツールボックスを開く(左側でツールボックスが開閉します)
[新規リソース]を選択→[テキストテンプレート]を選択
API参照名:mail_title
[プレーンテキストとして表示]を選択
本文に以下を入力
車検満了日が 2ヶ月後です (車両名: {!loopVehicles.Name})
[完了]をクリック
3.mail_bodyを作成
フロー作成画面左上のアイコンからツールボックスを開く(左側でツールボックスが開閉します)
[新規リソース]を選択→[テキストテンプレート]を選択
API参照名:mail_body
[プレーンテキストとして表示]を選択
本文に以下を入力
Cariotからの自動通知メールです。
車両名: {!loopVehicles.Name}の 車検満了日が 2ヶ月後です
車検満了日: {!loopVehicles.Cariot__InspectionDate__c}
車両ページ: https://{組織のドメイン}.lightning.force.com/lightning/r/Cariot__Vehicle__c/{!loopVehicles.Id}/view
{組織のドメイン}の部分は、ブラウザに表示されるCariotのURLの【c2237XXX】の部分に書き換えてください
[完了]をクリック
以上で、テキストテンプレートと変数3点の作成は完了です。
手順F-10. toに[車検満了通知先]を割り当て
手順F-8.で作成した、[ループ]の項目ごとの下の+をクリック
要素を追加で[割り当て]を選択
以下の割り当てを作成
表示ラベル:toを割り当て
API参照名:addTo
変数:to
演算子:追加
値:すべてのリソース>ループ>車検満了2ヶ月前目アラート送信>車検満了通知先 を追加
手順F-11. メール送信アクションを追加
手順F-10で作成した[toを割り当て]の下の+ボタンをクリック→アクションを選択→「メール」で検索して、[メールを送信](emailSimple)を選択
手順F-12. メール送信アクションの中身を作成
メール送信アクションの中身を設定します。以下の5点以外はすべてデフォルトです
表示ラベル:アラートメール送信
API参照名:sendAlertMail
受信者アドレスリスト:to (手順F-9で作成した変数を設定)
送信者タイプ:DefaultWorkFrowUser
件名:mail_title(手順F-9で作成したテキストテンプレートを設定)
本文:mail_body(手順F-9で作成したテキストテンプレートを設定)
以上でメール送信アクションの設定が完了です。
手順F-13. フローの保存と有効化
以手順F1-F12で以下のフローが作成され、エラーが出ていなければ保存と有効化をおこないます。
有効化すると毎日9:00に車検満了2ヶ月前の車両の存在チェックとメール送信が自動で起動します。
右上の[保存]をクリック
フローの表示ラベル:車検満了日2ヶ月前メールアラート
フローのAPI参照名:InspectionDueDate2MAlert
を入力して[保存]
最後に、右上の[有効化]をクリック
以上の設定で、毎日9:00に車検有効期限切れ2ヶ月前のアラートメールが配信されます。
G. 車両データの設定(車両ページに車検満了日と車検満了通知先を登録)
手順G-1. 上部メニュー[車両]を選択→登録したい車両名を選択
手順G-2. [車検満了通知先]に通知したいメールアドレスを入力→[車検満了日]に車検満了日を入力→[保存]をクリック
車検満了日と車検満了通知先をExcelで一括登録する方法は、以下を参照してください。
https://cariot.zendesk.com/hc/ja/articles/5936472339737
H. 補足説明
- 今回設定したフロー(メール通知)は、毎日9:00に車検有効期限切れ2ヶ月前の車両に対してアラートメールを配信するための設定例です。
- 配信時刻・文面・配信対象などは変更が可能です。
- より詳細なフローの設定方法については公式のマニュアルをご確認ください。