概要
このページでは、車検満了日のN日前になったら通知メールが送信されるようにする方法を紹介します。メールの送信先はCariotユーザー以外も選択可能です(車両管理担当者への送付を想定しています)
目次 |
A. 設定の全体像 |
B. 初期設定(車両ページに[車検満了通知先]項目を追加) |
C. 初期設定(メールテンプレートの作成) |
D. 初期設定(メールアラートの作成) |
E. 初期設定(ワークフロー実行ユーザの設定) |
F. 初期設定(フローの作成) |
G. 初期設定(車両ページに車検満了日と車検満了通知先を登録) |
H. 初期設定が正常に確認されたことの確認 |
I. 補足説明 |
A. 設定の全体像
以下の仕組みでメール通知機能を実現します。
B. 初期設定(車両ページに[車検満了通知先]項目を追加)
手順B-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→上部メニュー[オブジェクトマネージャ]を選択→右上のクイック検索に[車両]と入力→[車両]を選択
手順B-2. 左メニュー[項目とリレーション]を選択→[新規]をクリック
手順B-3. [メール]を選択→[次へ]をクリック
手順B-4. 項目の表示ラベルに[車検満了通知先]と入力→項目名に[ InspectionNoticeMail ]と入力→[次へ]をクリック
手順B-5. [次へ]をクリック
手順B-6. [保存]をクリック
以上で、車両ページに[車検満了通知先]項目が追加されました。
C. 初期設定(メールテンプレートの作成)
手順C-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→左メニュー検索ボックスに[メールテンプレート]と入力→[Classicメールテンプレート]を選択→[新規テンプレート]をクリック
手順C-2. [テキスト]を選択→[次へ]をクリック
手順C-3. [フォルダ]は「Cariotメールテンプレート」を選択→[有効]にチェック→[メールテンプレート名]は「車検満了通知メール」と入力→[テンプレートの一意の名前]は「InspectionNoticeMail」と入力→[文字コード]は「日本語(JIS)」を選択→[件名]は下記の表に記載の「メール件名」の内容を入力→[メール内容]は下記の表に記載の「メール内容」の内容を入力→[保存]をクリック
メール件名 | 車検満了日が 2ヶ月後です (車両名: {!Cariot__Vehicle__c.Name}) |
メール内容 | Cariotからの自動通知メールです。 車両名: {!Cariot__Vehicle__c.Name} の 車検満了日が 2ヶ月後です 車検満了日: {!Cariot__Vehicle__c.Cariot__InspectionDate__c} 車両ページ: {!Cariot__Vehicle__c.Link} |
手順C-4. [テストの送信と差し込み項目の検証]をクリック
手順C-5. [関連先レコード]の左は「車両」を選択→右はいずれかの車両を選択→[メールプレビューの送信先]にチェックを入れ、自分のメールアドレスを入力→[OK]をクリック
以下のようなテストメールが届きます。
D. 初期設定(メールアラートの作成)
手順D-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→左メニュー検索ボックスに[メールアラート]と入力→[メールアラート]を選択→[次へ]をクリック
手順C-2. [新規メールアラート]をクリック
手順C-3. [説明]は 「車検満了日の通知メール」と入力→[一意の名前]は「 InspectionNoticeMail 」と入力→[オブジェクト]は 「車両」を選択→[メールテンプレート]横の虫眼鏡をクリックし、[Cariotメールテンプレート]の「車検満了通知メール」を選択→[受信者種別]で[ユーザ]を選択し、「ユーザ: Cariotシステム管理者」を追加→[受信者種別]で[メールの項目]を選択し、「メールの項目: 車両満了通知先」を追加→[追加のメール]は自由に追記 (無記入も可)→[差出人メールアドレス]は「現在のユーザのメールアドレス」を選択→[保存]をクリック
以上で、メールアラートが作成されました。
E. 初期設定(ワークフロー実行ユーザの設定)
手順E-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→左メニュー検索ボックスに[プロセスの自動化設定]と入力→[プロセスの自動化設定]を選択→右画面[デフォルトのワークフローユーザ]は「Cariotシステム管理者」を選択→[保存]をクリック
F. 初期設定(フローの作成)
手順F-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→左メニュー検索ボックスに[フロー]と入力→[フロー]を選択→[新規フロー]をクリック
手順F-2. [レコードトリガフロー]をクリック
手順F-3. [オブジェクト]は「車両」を選択→[フローをトリガする条件]は「レコードが作成または更新された」を選択→[条件の要件]じゃ「すべての条件に一致(AND)」を選択→[項目]に「Cariot__InspectionDate__c」を入力→[演算子]は「null」を選択→[値]は「False」を選択→[+条件を追加]をクリック→[項目]に「InspectionNoticeMail__c」を入力→[演算子]は「null」を選択→[値]は「False」を選択→[更新されたレコードでフローを実行するタイミング]は「条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみ」を選択→[フローを最適化]は「アクションと関連レコード」を選択→[完了]をクリック
手順F-4. [+スケジュール済みパスを追加]をクリック
手順F-5. [パスの表示ラベル]に「車検満了日60日前」と入力→[API参照名]に「Before60Days」と入力→[時間取得元]は「車検満了日」を選択→[オフセット数]に「60」と入力→[オフセットオプション]は「日前」を選択→[完了]をクリック
手順F-6. [車検満了日60日前]の下の[+]をクリック
手順F-7. [メールアラートを送信]を選択
手順F-8. [アクション]に「車検満了日の通知メール」を選択→[表示ラベル]に「車検満了日通知メールアラート」と入力→[API参照名]に「InspectionNoticeMailAlert」と入力→[カスタムオブジェクトID]は「{!$Record.Id}」を選択→[完了]をクリック
手順F-9. [保存]をクリック
手順F-10. [フローの表示ラベル]に「車検満了日の通知メール」と入力→[フローのAPI参照名]に「InspectionNoticeMailFlow」と入力→[保存]をクリック
手順F-11. [有効化]をクリック
以上で、ワークフローが作成されました。
G. 初期設定(車両ページに車検満了日と車検満了通知先を登録)
手順G-1. 上部メニュー[車両]を選択→登録したい車両名を選択
手順G-2. [車検満了通知先]に通知したいメールアドレスを入力→[車検満了日]に車検満了日を入力→[保存]をクリック
車検満了日と車検満了通知先をExcelで一括登録する方法は、以下を参照してください。
https://cariot.zendesk.com/hc/ja/articles/5936472339737
H. 初期設定が正常に確認されたことの確認
手順H-1. 左側メニュー[時間ベースのワークフロー]を選択→[オブジェクト][次の文字列と一致する]を選択し、一番右は[車両]と入力→[検索]をクリック
下記画像のように、今後の通知予定が表示されます。
I. 補足説明
-
今回設定したフロー(メール通知)は、車検満了日または車検満了通知先を更新した時に再設定されます。
-
通知タイミングは 0 ~ 999日前を設定可能です。
-
タイムトリガに関する詳細は以下をご参照ください (Salesforceヘルプサイト)
https://help.salesforce.com/articleView?id=workflow_time_action_considerations.htm&type=0 -
既存のレコードに対して、さかのぼってフロー・タイムトリガを適用する方法の詳細は以下をご参照ください (Salesforceヘルプサイト)
https://help.salesforce.com/articleView?id=000334373&type=1&mode=1