概要
Cariotに溜まった走行データとレポートを組み合わせて、深夜(例 22:00-翌5:00)の間の走行をレポートで抽出できるようにする例です。
このサンプルでは、以下の①〜③の走行データを抽出します。
目次 |
1. 走行データにカスタム項目を作成 |
2. レポートを作成 |
1. 走行データにカスタム項目を作成
走行データに項目を2つ
・開始時刻(時間部分のみ)
・終了時刻(時間部分のみ)
作成します。
①設定>②オブジェクトマネージャ>③検索窓に「走行」と入力>④走行データをクリック
項目とリレーション>「新規」 をクリック
データ型「数式」 をチェックして「次へ」
項目の表示ラベル:「開始時刻(時間部分のみ)」
項目名「StartTimeHour」 ※すでに存在エラーが出る場合はStartTimeHour2としてください
数式の戻り値のデータ型「数値」
を選択して「次へ」
数式に
MOD(VALUE(MID( TEXT( Cariot__StartTime__c ) , 12, 2))+9,24)
と入力し、それ以外の項目は全て初期設定値で「次へ」
項目レベルセキュリティのページは初期設定のまま「次へ」
ページレイアウトへの追加 のページも初期設定のまま「保存」
上記と同様の手順で
データ型:数式
表示ラベル:「終了時刻(時間部分のみ)」
項目名「EndTimeHour」
戻り値:数値
数式
MOD(VALUE(MID( TEXT( Cariot__EndTime__c ) , 12, 2))+9,24)
として「終了時刻(時間部分のみ)」を作成し保存します。
2. レポートを作成
レポートタブに移動し、「新規レポート」をクリック
レポートタイプを選択で、「ドライバーが関連する走行データ」を選択し「続行」
左側のメニューの「アウトライン」「検索条件」でレポートのカスタマイズを実施していきます。
アウトラインの「列」では、レポートに追加したいデータを選択してください
(例)
走行データ
ドライバー名
開始時刻
終了時刻
開始住所
終了住所
検索条件の「条件」では
表示:すべてのデータ
データ受信日時:常時
とします。
続いて、「条件」の検索窓に「開始時刻」と入力し、サジェストされる
開始時刻(時刻部分のみ)
を選択、
条件式で22以上、という条件を追加します。
上記の手順で、4つの条件を作成します。
- 開始時刻(時刻部分のみ)>= 22
- 開始時刻(時刻部分のみ)<= 5
- 終了時刻(時刻部分のみ)>= 22
- 終了時刻(時刻部分のみ)<= 5
最後に左上の「条件」の▼を開き「検索条件ロジックを追加」を選択
検索条件ロジックに
1 OR 2 OR 3 OR 4
と入力し「適用」
右上の「保存&実行」
「レポート名」に任意のレポート名を入力して「保存」します。以上で、深夜走行(走行開始時間、走行終了時間のいずれかが22:00-翌5:00)の走行データを抽出したレポートの完成です。