概要
このページでは、Cariotの設定値や閾値について解説します。
目的 |
A. データの記録頻度 (リアルタイム位置表示) |
B. データの記録頻度 (走行データ) |
C. データの記録頻度 (走行データ集計) |
D. データの記録頻度 (急加速・急減速・到着・出発・滞在etc) |
E. 判定基準 (急加速・急減速) |
F. 判定基準 (急ハンドル) |
G. 判定基準 (到着・出発・滞在) |
H. 判定基準 (アイドリング) |
I. 判定基準 (駐車) |
J. データ保持期間 |
K. その他 |
A. データの記録頻度 (リアルタイム位置表示)
スマートフォン / 車載デバイスは、車両の位置情報を 3秒に1回送信しています。
関連するページは以下の通りです。
-
車両ページ([リアルタイムモニタ]タブ)の地図表示
リアルタイムで車両位置が更新されます (3秒おきのデータを元に補間) -
デバイスページ([ステータス]タブ)の地図表示
ブラウザを更新すると車両位置が更新されます (3秒毎にデータ更新) -
エリアページの地図表示
リアルタイムで車両位置が更新されます (3秒おきのデータを元に補間) -
DriveCastページの地図表示
リアルタイムで車両位置が更新されます (3秒おきのデータを元に補間) -
モバイルアプリの地図表示
リアルタイムで車両位置が更新されます (3秒おきのデータを元に補間) -
位置情報を集計したレポート
『V001_登録データ一覧』レポートの [GPS時刻] が3秒おきに更新されます
※ 資産管理用デバイス AS11 は、1日に数回程度、位置情報を送信します。
B. データの記録頻度 (走行データ)
3秒ごとの位置情報データをまとめ、5分毎に走行データを作成しています。
関連するページは以下の通りです。
-
走行データページ ([走行記録]タブの地図表示)
・走行開始 5分後に走行データページが作成されます。
・その後は 5分ごとに走行データページが更新されます。
・走行が終了すると[詳細]タブの[終了住所]項目に値が入ります。 -
走行データに関するレポート
レポートを表示する瞬間にデータを集計して表示します。
・『C070_車両利用報告書(ドライバー毎)』レポート
・『C080_車両利用報告書(車両毎)』レポート
・『C090_速度超過回数(ドライバー毎)』レポート
・『C100_速度超過回数が多いドライバー』レポート
・『P070_アイドリング時間の記録』レポート
・『P090_平均燃費の推移』レポート
・『P100_ドライバー毎の平均燃費』レポート
C. データの記録頻度 (走行データ集計)
1日に 1回 午前 3:00 に、走行データを集約した「走行データ集計」を作成しています。
-
車両ごと走行データ集計に関するレポート
・『C020_保管場所に戻ってこなかった車両レポート』レポート
・『P000_日別車両稼働状況』レポート
・『P020_車両稼働状況の推移(過去30日間)』レポート
・『P030_車両稼働状況(今月)』レポート
・『P040_車両稼働状況(先月)』レポート
・『P120_日別車両予約状況』レポート -
ドライバーごと走行データ集計に関するレポート
・『C060_日別ドライバー運転時間(今月)』レポート -
車両ごと走行データ月次集計に関するレポート
・『P110_車両ごとの月間走行距離』レポート -
ドライバーごと走行データ月次集計に関するレポート
・標準レポートには存在しません (必要に応じて作成をお願いします)
D. データの記録頻度 (急加速・急減速・到着・出発・滞在etc)
-
以下のイベントは3秒に1回、車両の位置情報を元に判定・記録されます。
・急加速
・急減速
・到着
・出発
・拠点内速度超過
・速度超過 -
以下のイベントは3秒に1回判定されていますが、瞬間ではなく期間のため、当該期間が終了した時に記録が作成されます。
・滞在
・アイドリング
・駐車 -
以下のイベントはドライブレコーダーのみ対応しています。記録頻度はドライブレコーダーの機種によって異なります。取扱説明書をご覧ください。
・急ハンドル -
上記のデータに関連するレポート
レポートを表示する瞬間にデータを集計して表示します。
・『C050_拠点内速度超過』レポート
・『S010_危険運転数(すべて)』レポート
・『S020_急加速・急減速の多いドライバー』レポート
・『P050_出発記録・到着記録』レポート
・『P060_滞在記録_01』レポート
・『P081_駐車記録』レポート
E. 判定基準 (急加速・急減速)
-
スマートフォン / 車載デバイスでは、車両の位置情報を元に判定します。
- 3秒間で速度が +25km/h となった時、急加速と判定します。
- 3秒間で速度が -30km/h となった時、急減速と判定します。
-
ドライブレコーダーでは、加速度センサー(Gセンサー)を元に判定します。
- 判定条件はドライブレコーダーの機種によって異なるため 取扱説明書 をご覧ください。
F. 判定基準 (急ハンドル)
- ドライブレコーダーのみ判定可能です。 加速度センサー(Gセンサー)を元に判定を行います。判定条件は機種によって異なるため 取扱説明書 をご覧ください。
G. 判定基準 (到着・出発・滞在)
- 車両の現在地と、ルート画面/取引先画面で設定した領域を元に判定されます。
- 滞在時間が0分であっても、範囲内に入った時点で滞在と判定されます。 ・滞在の開始時間は到着時間と一致します。 ・滞在の終了時間は出発時刻と一致します。
H. 判定基準 (アイドリング)
- エンジン ON かつ速度が 1km/h 未満となった時、アイドリングと判定されます。
I. 判定基準 (駐車)
- 駐車イベント取り込み定期実行 OFFの場合 ・2018年末までに利用開始して設定を変更していない方や、既存 Salesforce 環境にCariotをインストールした場合の初期状態はこちらです。 ・走行データページにおける黄色区間は停車時間を表しています (速度 0kmが5分以上) ・この判定結果はレポート集計できません
-
駐車イベント取り込み定期実行 ONの場合、かつ、訪問自動記録有効の場合
・現在の初期設定はこちらです。
・2019年以降の出荷では、駐車イベント取り込み定期実行が初期状態でON
・2020年10月以降の出荷では、訪問自動記録有効が初期状態でON
・走行データページにおける黄色区間は駐車時間を表しています ( 「エンジンON/OFF」によらず「速度 4km/h 以下」 の状態が 「3分間以上継続」)
・この判定結果はレポート集計できます。 -
駐車イベント取り込み定期実行 ONの場合、かつ、訪問自動記録無効の場合
・上記以外の場合です。
・走行データページにおける黄色区間は駐車時間を意味しています (「エンジンON/OFF」によらず「5分間の総移動距離」が「100メートル以下」)
・この判定結果はレポート集計できます。
J. データ保持期間
-
以下のデータは1年前までのものを確認可能です (古いデータは削除されます)
・車両ごとの走行データ集計
・ドライバーごとの走行データ集計
・車両ごとの走行データ月次集計
・ドライバーごとの走行データ月次集計 -
以下のデータは1年前までのものを確認可能です (古いデータはアーカイブされ、レポート等で集計できなくなりますが、データローダでダウンロード可能です)
・急加速
・急減速
・急ハンドル
・到着
・出発
・滞在 -
1年以上過去のデータを参照する可能性がある場合は、レポート内容をExcel出力してお手元で保管する対応をお願い致します。
K. その他
-
走行データが分割される時間
エンジンOFFの時間が一定時間続くと、別の走行データとして記録されます。
現在は 6時間に設定して出荷していますが、過去は15分に設定していました。
(時間の確認・変更についてはこちらをご覧ください) -
拠点数の上限
1ルートあたり、拠点数は1000件を上限としてください。
それを超える場合はルートを分割して下さい。
(例: 全拠点数が1400の場合、ルート1に800拠点、ルート2に600拠点を登録) -
到着・出発・滞在の記録上限
[車両数] × [車両毎の配送先訪問数/日] が 7000 以下となるよう設定をお願いします。 -
波紋表示
地図表示において、デバイスから位置情報データが届いていると車両の周辺に波紋が表示されます。エンジンOFFやモバイルアプリの業務終了操作を行ってから3分後に波紋が止まり、車両マークも非表示になります