概要
このページでは、Cariotモバイルアプリでドライバーが記録する運転報告を確認する方法と、記録する項目をカスタマイズする方法を紹介します。
概念
- カスタム日報
その日の運転報告に対して、給油量、アドブルー給水量、ガソリン代、画像添付、その他(オイル交換、メンテナンス履歴)などを追加できます - カスタム作業記録
取引先に訪問した際の活動に対して、回収した品物、荷量、数量、画像添付、その他(議事録、メモ)などを追加できます
目次 |
A. 追加したい項目の内容を決める |
B. カスタム日報項目を追加する |
C. カスタム作業記録項目を追加する |
D. 追加したカスタム項目をCariotで表示させる |
E. 運転報告ページで確認する |
F. レポートで画像を確認する |
G. レポートから日報詳細画面へのリンクを設定する |
H. 補足説明 |
A. 追加したい項目の内容を決める
カスタム日報項目/カスタム作業項目は、項目の内容ごとにデータ型を指定して作成します。
- 数値
オドメーター値、給油量、商品個数など - テキスト
メンテナンス履歴、付帯作業メモ、画像など - 選択リスト
回収品目、納品品目など
その他、パーセントや日付/時間、チェックボックス(true/false)など
B. カスタム日報項目を追加する
以下の手順に沿って、カスタム日報項目の追加を行ってください。
※ここではテキスト項目/数値項目/画像項目を設定する例を紹介します
手順B-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→[オブジェクトマネージャ]タブを選択→検索ボックスに[ドライバー]と入力→左側メニューの[ドライバーごと走行データ集計]を選択
手順B-2. 左側メニューの[項目とリレーション]を選択→[新規]をクリック
手順B-3. 設定する項目内容によって任意のデータ型を選択→[次へ]をクリック
※画像項目の場合のデータ型は[テキスト]を選択してください
※カスタム日報で利用可能なデータ型は下記となります
チェックボックス |
True (チェック) また False (チェックなし) の値を入力できます。 |
テキスト | 文字列と数値のどちらも入力できます。 ※画像項目の場合はもこちらのデータ型となります |
テキストエリア | 複数行にわたって、255 文字まで入力できます。 |
数値 | 数値を入力できます。先頭の 0 は削除されます。 |
時間 | ユーザがローカル時刻を入力できます。 |
日付 | 日付を直接入力することも、ポップアップのカレンダーから選択することもできます。 |
日付時間 | 日付/時間を直接入力することも、ポップアップのカレンダーから選択することもできます。 ポップアップから選択した場合は、選択した日付とそのときの時間が日付/時間項目に入力されます。 |
選択リスト | あらかじめ設定されたリストから値を選択する項目です。 |
選択リスト(複数選択) | ユーザは定義されたリストから複数の値を選択可能です。 |
手順B-4(テキストの場合). 下記の表を参考に必要事項を入力し、[次へ]をクリック
項目の表示ラベル | 日報に表示される項目名 |
文字数 | テキストの最大入力可能文字数を入力(255以下で設定) |
項目名 |
自動で入力される(任意の名称を入力可) |
※[必須項目]欄にはチェックを入れないでください
手順B-4(数値の場合). 下記の表を参考に必要事項を入力し、[次へ]をクリック
項目の表示ラベル | 日報に表示される項目名 |
文字数 | 整数の桁数 |
小数点の位置 | 小数点以下の桁数 |
項目名 |
自動で入力される(任意の名称を入力可) |
※[必須項目]欄にはチェックを入れないでください
手順B-4(画像の場合). 下記の表を参考に必要事項を入力し、[次へ]をクリック
項目の表示ラベル | 日報に表示される項目名 |
文字数 | 80 |
項目名 |
自動で入力される(任意の名称を入力可) |
説明 |
任意で入力(未入力でも問題ありません) |
※[必須項目]欄にはチェックを入れないでください
手順B-5. [次へ]をクリック
手順B-6. [保存]をクリック
以下のように、追加したカスタム項目が表示されていることが確認できます。
C. カスタム作業記録項目を追加する
以下の手順に沿って、カスタム作業記録項目の追加を行ってください。
※ここでは選択リスト(複数選択)項目/画像項目を設定する例を紹介します
手順C-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→[オブジェクトマネージャ]タブを選択→検索ボックスに[活動]と入力→左側メニューの[活動]を選択
手順C-2. 左側メニューの[項目とリレーション]を選択→[新規]をクリック
手順C-3. 設定する項目内容によって任意のデータ型を選択→[次へ]をクリック
※画像項目の場合のデータ型は[テキスト]を選択してください
※カスタム作業記録で利用可能なデータ型は下記となります
チェックボックス |
True (チェック) また False (チェックなし) の値を入力できます。 |
テキスト |
文字列と数値のどちらも入力できます。 |
テキストエリア | 複数行にわたって、255 文字まで入力できます。 |
数値 | 数値を入力できます。先頭の 0 は削除されます。 |
時間 | ユーザがローカル時刻を入力できます。 |
日付 | 日付を直接入力することも、ポップアップのカレンダーから選択することもできます。 |
日付時間 | 日付/時間を直接入力することも、ポップアップのカレンダーから選択することもできます。 ポップアップから選択した場合は、選択した日付とそのときの時間が日付/時間項目に入力されます。 |
選択リスト | あらかじめ設定されたリストから値を選択する項目です。 |
選択リスト(複数選択) | ユーザは定義されたリストから複数の値を選択可能です。 |
手順C-4(選択リスト(複数選択)の場合). 下記の表を参考に必要事項を入力し、[次へ]をクリック
項目の表示ラベル | 日報に表示される項目名 |
値 | 各値を改行で区切って入力します。 選択リストに表示したい値を、下の枠内に入力 ※値ごとに改行してください |
表示桁数 | 4※推奨 (3以上の任意の桁数を設定可) |
項目名 |
自動で入力される(任意の名称を入力可) |
※[必須項目]欄にはチェックを入れないでください
手順C-4(画像の場合). 下記の表を参考に必要事項を入力し、[次へ]をクリック
項目の表示ラベル | 日報に表示される項目名 |
文字数 | 80 |
項目名 |
自動で入力される(任意の名称を入力可) |
説明 |
任意で入力(未入力でも問題ありません) |
※[必須項目]欄にはチェックを入れないでください
手順C-5. [次へ]をクリック
手順C-6. [保存]をクリック
以下のように、追加したカスタム項目が表示されていることが確認できます。
D. 追加したカスタム項目をCariotで表示させる
追加したカスタム項目をCariot上で表示させるための設定を行います。
本設定を行う前に、CariotCore Ver3.38以上および運転報告 Ver2.8.0以上へのアップデートを実施してください。
手順D-1. 左上のアプリケーションランチャーから[Cariot管理者ツール]を開き、左の[運転報告設定]を選択
手順D-2. カスタム日報orカスタム訪問記録の[+ 項目追加]をクリック→追加したい項目のチェックボックスにチェックを入れる→[追加]をクリック
※同様の手順で、カスタム日報/カスタム訪問記録の項目をそれぞれ追加します
手順D-3. 右側[▲ ▼]ボタンで項目の表示順を並べ替える→最後に[保存]をクリック
※[×]ボタンで項目を削除することができます
ボタン | 操作 |
▲ | 項目を1つ上に移動 |
▼ | 項目を1つ下に移動 |
× | 項目を一覧から削除 |
※カスタム項目を画像項目で利用する場合は、[画像用項目]のチェックボックスにチェックを入れてください
E. 運転報告ページで確認する
カスタム日報、カスタム作業記録の内容を運転報告ページで確認、編集することができます。
Cariot上部メニュー[運転報告]タブをクリック→上部の絞り込みメニュー(日付/キーワード)で見たいデータを絞り込む→見たいデータの行をクリック
カスタム日報は日報概要タブの関連情報、カスタム作業記録は日報詳細タブより内容が確認できます。
<日報概要:関連情報>
内容の編集は、関連情報の[編集]より行うことが可能です。
<日報詳細>
※「コメント」はデフォルトで設定されているものになります。
内容の編集は、各作業記録の右上にある[▼]より[編集]を行うことが可能です。
運転報告機能の詳細については、こちら のページをご覧ください。
F. レポートで画像を確認する
- B.でカスタム日報項目に[画像]項目を追加した場合、レポートに画像を表示させるためには、以下の設定を実施してください。
※本設定(手順F-1~手順F-7)は、1度設定しておけば2回目以降は設定不要です
手順F-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→[オブジェクトマネージャ]タブを選択→検索ボックスに[ドライバー]と入力→左側メニューの[ドライバーごと走行データ集計]を選択
手順F-2. 左側メニューの[項目とリレーション]を選択→[新規]をクリック
手順F-3. [数式]を選択し、[次へ]をクリック
手順F-4.下記の表を参考に必要事項を入力、数式の戻り値のデータ型は[テキスト]を選択し、[次へ]をクリック
項目の表示ラベル | 任意の名称 |
項目名 |
自動で入力される(任意の名称を入力可) |
手順F-5. [高度な数式]に以下の数式を入力し、[構文を確認]をクリック
緑の文字で「構文エラーはありません」と確認できたら[次へ]をクリック
※エラーの場合は赤文字で「構文エラー」と表示されます
【数式】※こちらをコピーアンドペーストしてご利用ください
IF(ISBLANK(Image__c),null,IMAGE(('https://api.cariot.jp/api/public/media/images?key=' & Image__c & '&session_id=' & $Api.Session_ID ) , 'NO_IMAGE', 120, 80)) |
※赤字の「Image__c」の部分は、B.でカスタム日報項目に追加した[画像]項目の[項目名]です
下記画像を参考に、お客様が作成した[画像]項目の[項目名]に修正してください
※緑文字の数字の部分はレポートに表示される際の画像サイズです
上記数式は、縦画像の場合の推奨サイズ「120, 80」となっています
お好みのサイズに合わせて数値を変更してください
手順F-6. [次へ]をクリック
手順F-7. [保存]をクリック
以上で、レポート用の画像項目が追加されました。
- カスタム日報をレポートで確認します
手順F-8. Cariot上部メニュー[レポート]タブを開く→[すべてのレポート]をクリック→[C060_日別ドライバー運転時間(今月)]を選択
手順F-9. 右上の[▼]をクリック→[別名で保存]を選択→[レポート名]に任意のレポート名を入力→[保存]をクリック
手順F-10. 右上の[編集]をクリック
手順F-11. グラフの型式を変更/削除したい場合は、右上の歯車マークをクリックし、グラフの型式を選択もしくは下部の[グラフを削除]をクリック
※ここではグラフを削除する例を紹介しています
手順F-12. [列]にレポートに表示したいカスタム日報項目をすべて追加します
下部の[詳細行]をオンにし、上部の[更新]をクリックすると、最新の編集内容が表示されます
手順F-13. 編集が完了したら、右上の[保存&実行]をクリック
以下のように、編集したレポートが表示されます。
G. レポートから日報詳細画面へのリンクを設定する
- E.で紹介した運転報告の日報詳細画面へのリンクを、レポートに表示させるためには、以下の設定を実施してください。
※本設定(手順G-1~手順G-9)は、1度設定しておけば2回目以降は設定不要です
※本設定(手順G-1~手順G-9)は、2022/11/12以降にトライアルを実施されたお客様の
環境では、あらかじめ設定されておりますので設定不要です
手順G-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→[オブジェクトマネージャ]タブを選択→検索ボックスに[ドライバー]と入力→左側メニューの[ドライバーごと走行データ集計]を選択
手順G-2. 左側メニューの[ボタン、リンク、およびアクション]を選択→[参照]の右側の▼をクリックし、[編集]をクリック
手順G-3.下記の表を参考に必要事項を選択し、[保存]をクリック
Salesforce Classic の上書き | Visualforceページ [DriveReportDetail [DriveReportDetail]] |
Lightning Experience の上書き |
Salesforce Classic の上書きを使用 |
手順G-4. 左側メニューの[項目とリレーション]を選択→[新規]をクリック
手順G-5. [数式]を選択し、[次へ]をクリック
手順G-6.下記の表を参考に必要事項を入力、数式の戻り値のデータ型は[テキスト]を選択し、[次へ]をクリック
項目の表示ラベル | 日報詳細へのリンク |
項目名 |
DriveReportDetailLink |
手順G-7. [高度な数式]に以下の数式を入力し、[構文を確認]をクリック
緑の文字で「構文エラーはありません」と確認できたら[次へ]をクリック
※エラーの場合は赤文字で「構文エラー」と表示されます
【数式】※こちらをコピーアンドペーストしてご利用ください
HYPERLINK( "/" + Id , "詳細" ,'_blank') |
※赤字の「詳細」の部分は、レポート上での表示されるテキストです
手順G-8. [次へ]をクリック
手順G-9. [保存]をクリック
以上で、日報詳細画面へのリンク用数式項目が追加されました。
- レポートに日報詳細画面へのリンクを追加します
※ここでは先ほどF.で作成した[ドライバーごとカスタム日報]レポートを編集して
日報詳細画面へのリンクを追加する例を紹介します
新規でレポートを作成していただいたも構いません
手順G-10. Cariot上部メニュー[レポート]タブを開く→[ドライバーごとカスタム日報(※手順Fでお客様の任意のレポート名で作成している場合はそのレポート名)]を選択
手順F-11. [編集]をクリック
手順G-12. 列に「日報詳細」と入力し、先ほど作成した[日報詳細へのリンク]を選択→[保存&実行]をクリック
以上で、レポートに日報詳細画面へのリンクが追加されました。
[詳細]をクリックすると、日報詳細画面が開きます。
H. 補足説明
作成済みのカスタム項目の内容を編集することができます。
Cariotでの表示設定が完了している項目を編集した際は、カスタマーサポートへお知らせいただく必要はございません。編集内容は即時反映されます。