概要
このページでは、1回の走行データあたりのCO2排出量を見る方法を紹介します。
目次 |
A. 初期設定(車両に単位あたりCO2排出量を登録する) |
B. 初期設定(CO2排出量を算出する) |
C. CO2排出量をレポートで見る |
D. 補足説明 |
A. 初期設定(車両に単位あたりCO2排出量を登録する)
車両ページに「単位あたりCO2排出量」項目を追加します。
手順A-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→[オブジェクトマネージャ]タブを選択→検索ボックスに[車両]と入力→左側メニューの[車両]を選択
手順A-2. 左側メニューの[項目とリレーション]を選択→[新規]をクリック
手順A-3. [数値]を選択→[次へ]をクリック
手順A-4. 下記の表を参考に必要事項を入力し、[次へ]をクリック
項目の表示ラベル | 単位あたりCO2排出量[kg-CO2/l] |
文字数(整数の桁数) | 3 |
小数点の位置(小数点以下の数値の桁数) |
3 ※任意の桁数 |
項目名 | PerCO2Emission |
手順A-5. [次へ]をクリック
手順A-6. [保存]をクリック
車両ページに「単位あたりCO2排出量」項目が追加されました。
[車両]タブより任意の車両を選択し、[単位あたりCO2排出量]項目が追加されていることを確認してください。
手順A-7. [単位あたりCO2排出量]項目に、該当車両の単位あたりCO2排出量を入力→[保存]をクリック
■ 単位あたりCO2排出量の算出方法
単位発熱量(GJ/t GJ/kl)×排出係数(tC/GJ)×44/12=単位あたり二酸化炭素排出量(kg-CO2/kg kg-CO2/l)
※ 単位発熱量と排出係数については、燃料の種類によって異なります
燃料種類 | 排出係数 | 単位発熱量 | 単位あたり二酸化炭素排出量 |
ガソリン | 0.0183 [tC/GJ] | 34.6 [GJ/kl] | 2.322 [kg-CO2/l] |
軽油 | 0.0187 [tC/GJ] | 38.2 [GJ/kl] | 2.619 [kg-CO2/l] |
B. 初期設定(CO2排出量を算出する)
走行データページに「CO2排出量[kg-CO2]=車両の単位あたりCO2排出量[kg-CO2/l] × (走行距離[km] ÷平均燃費[km/l] + アイドリング1分間あたりの燃料消費量[l] × アイドリング時間(分))」項目を追加します。
手順B-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→[オブジェクトマネージャ]タブを選択→検索ボックスに[走行データ]と入力→左側メニューの[走行データ]を選択
手順B-2. 左側メニューの[項目とリレーション]を選択→[新規]をクリック
手順B-3. [数式]を選択→[次へ]をクリック
手順B-4. 下記の表を参考に[項目の表示ラベル/項目名]に必要事項を入力→数式の戻り値のデータ型の[数値]を選択→[オプション]の小数点の位置に[3 ※任意の桁数]を入力→[次へ]をクリック
項目の表示ラベル | CO2排出量[kg-CO2] |
項目名 | CO2Emission |
手順B-5. [高度な数式]タブを選択→[項目の挿入]をクリック→[走行データ / 車両 > / 単位あたりCO2排出量[kg-CO2/l]]を選択→[挿入]をクリック
手順B-6. [演算子の挿入]▼をクリック→[* 乗算]を選択
手順B-7. [演算子の挿入]▼をクリック→[( 開き括弧]を選択
手順B-8. 再度[高度な数式]タブを選択→[項目の挿入]をクリック→[走行データ / 走行距離[km]]を選択→[挿入]をクリック
手順B-9. [演算子の挿入]▼をクリック→[/ 除算]を選択
手順B-10. 再度[高度な数式]タブを選択→[項目の挿入]をクリック→[走行データ / 車両 > / 平均燃費[km/l]]を選択→[挿入]をクリック
※本手順にて[平均燃費[km/l]]項目が表示されない場合は、こちらの手順Aをご確認いただき[平均燃費[km/l]]項目を追加してください
手順B-11. [演算子の挿入]▼をクリック→[+ 加算]を選択
手順B-12. 再度[高度な数式]タブを選択→[項目の挿入]をクリック→[走行データ / アイドリング時間(合計)[分]]を選択→[挿入]をクリック
手順B-13. [演算子の挿入]▼をクリック→[* 乗算]を選択
手順B-14. 再度[高度な数式]タブを選択→[項目の挿入]をクリック→[走行データ / 車両 > / アイドリング1分間あたりの燃料消費量[l]]を選択→[挿入]をクリック
手順B-15. [演算子の挿入]▼をクリック→[) 閉じ括弧]を選択
手順B-16. [構文を確認]をクリック→数式が以下の通りになっていることを確認し、[次へ]をクリック
数式 | Cariot__Vehicle__r.PerCO2Emission__c * ( Cariot__Distance__c / Cariot__Vehicle__r.AveFuelEfficiency__c + Cariot__SpeedHistogram0kmphTo1kmphMinutes__c * Cariot__Vehicle__r.FuelConsumption1minuteIdling__c ) |
※数式に不備がなければ緑色の文字列が表示されます。
赤色の文字列が表示された場合、数式に誤りがあるため項目名などを見直してください。
手順B-17. [次へ]をクリック
手順B-18. [保存]をクリック
走行データページに「CO2排出量[kg-CO2]=車両の単位あたりCO2排出量[kg-CO2/l] × (走行距離[km] ÷平均燃費[km/l] + アイドリング1分間あたりの燃料消費量[l] × アイドリング時間(分))」項目が追加されました。
[走行データ]タブより任意の走行データを選択し、[CO2排出量[kg-CO2]]項目と数値が追加されていることを確認してください。
C. CO2排出量をレポートで見る
手順C-1. 上部メニュー[レポート]タブを選択→左側メニュー[すべてのレポート]を選択→[C080_車両利用報告書(車両毎)]を選択
手順C-2. 右上の[▼]ボタンをクリック→[別名で保存]を選択→[レポート名]に任意のレポート名を入力→[保存]をクリック
手順C-3. 右上の[編集]をクリック
手順C-4. 列の検索ボックスに[CO2]と入力→CO2排出量[kg-CO2]をクリック
手順C-5. 列に[CO2排出量[kg-CO2]]が追加されていることを確認し、[保存&実行]をクリック
レポートに[CO2排出量[kg-CO2]]が追加されました。
D. 補足説明
なし